パパが大喜びで「毛蟹」を買ってきました!
さて…、どうやってさばけば美味しく毛蟹を食べられるの?
食べられるところと、食べれないところってあるの?
コンテンツ目次
毛蟹の豆知識
毛蟹(ケガニ)はベーリング海東部から朝鮮半島東岸までの北太平洋の広い海域に分布するクリガニ科のカニで、日本では北海道沿岸各地から太平洋側では茨城県まで、日本海側では島根県まで分布し、水深30-200mほどの砂泥底に生息しています。 大きさはオスが甲長15cm、メスで甲長12cmとオスの方が大きくなります。 ズワイガニやタラバガニなどと比べると脚が短く、ずんぐりした体型で、脚も含め全体が短い剛毛で覆われ、それが名前の由来 …(出典:ウィキ)
甲羅に日本酒を入れて「甲羅酒」がたまりません。
どうしてもむき方が面倒だなという方は、むき身の毛蟹も販売されていますけど、剥き料金が少し上乗せされていますよね。
毛蟹のむき方・さばき方マスター教室
ここでは毛ガニの食べ方のポイントをご紹介♪
毛ガニのさばき方を知っていれば、貴方も毛ガニさばき方名人です!
キッチンバサミ(若しくは包丁)
軍手・新聞紙とお皿
慣れてくれば、素手でももいだり、割ったりできる毛蟹ですが、初心者の方にはキッチンバサミが良いでしょう。
トゲが刺さるので、軍手も用意しましょう。
その1毛蟹解体ショー!
テーブルも汚れ防止の為に新聞紙を敷いた上で毛蟹をさばきましょう。
1毛蟹の足を切り離す
まず、毛ガニをひっくり返し腹の部分を上にします。毛ガニの殻が柔らかい関節の部分(写真の赤い枠の部分)にハサミを入れ、切り離します。
2毛蟹のふんどし(前かけ)を外す
三角形になっているところ(写真の赤い枠の部分)が毛ガニのふんどし(前かけ)です。そこに親指を入れ、取り外します。(氷で張り付いている場合はハサミで叩いて取り除きます。固い場合は解凍が十分でない可能性があります。)
ふんどし(前かけ)を外した箇所に出来た穴、毛ガニの甲羅の付け根に親指をかけて甲羅を外します。この際は毛ガニのかにみそが流れ出ないように甲羅を下にして作業しましょう。(きちんと解凍された毛ガニだと少し力を入れるだけで簡単にはがれます。)
4毛蟹のかにみそを甲羅に移す
胴の部分に残っている毛ガニのかにみそを甲羅に移動させます。毛ガニの甲羅の内側には白っぽい薄皮も付着していますが、これも食べることが出来ます。
5毛蟹のえらを取り外す
ネズミ黄土色の異物の『がに』といい(写真の赤い枠の部分)、魚のえらに相当するものなので食べられません。付いたままでも大丈夫ですが作業の邪魔になる場合は取り除いて下さい。(万が一、食しても毒にはなりません)
毛蟹”足の身”を取り出す
1毛蟹の足を関節から2つに切り分ける
まずは殻を剥きやすいようにするため、毛ガニの足の関節から2つに切り分けます。
固い部分に当たってしまった場合は無理に切ろうとはせずに柔らかい関節の部分を探して切り分けるようにして下さい。
2毛蟹の足の殻にハサミを入れる
毛ガニの足の下の部分(毛が少なく柔らかい平らな部分)から少しずつハサミを入れていきます。逆側も同じように切ります。毛ガニの足の細い部分も同様に切り開きます。(左の写真、参照下さい)
3毛蟹の足の殻をはがす
上手くハサミが入っていたら右の写真のように剥がれます。上手く開けない場合は無理に開かずに、再度ハサミを入れましょう。毛ガニの殻が剥がれたら、中から毛ガニの身を取り出してお召し上がり下さい。
これで蟹脚は終了です、次は難関の胴体(甲羅)部分だよ!
毛蟹の胴体(甲羅)の身を取り出す
しかし、その構造を知ればどこに美味しい実の部分があるかすぐにわかるようになりますよ。
1毛蟹の胴を2つに分ける
まず写真のように毛ガニの胴を真ん中から2つにします。写真では包丁を使ってさばいていますが、慣れていないとぐらぐら動いて危ないので、ハサミで少しずつチョキチョキと切ってください。
2毛蟹の胴に縦にハサミを入れる
胴の構造について、ご説明します。左の写真は毛ガニの内側の部分を上にしてますが、右の写真が毛ガニの外側の部分の写真になります。右の写真ように筒状の空間の中に身がたっぷりと入っています。
左の写真のようにハサミを入れていただけますと、右の写真のように毛ガニの胴を真っ二つにすることが出来ます。