普通は市場やスーパーではタラバガニの足の部分だけが売っていますが、いただきものでタラバガニ丸ごと送られてきた場合、うれしさより、どうやってさばくのかが心配ですよね。
殻は堅そうだし、とげとげが痛そうだし、
果たして包丁で切れるものなのか?
足の身を取り出すのも大変ですよね。
ここではタラバガニの食べ方のポイントをご紹介♪
タラバガニのさばき方を知っていれば、貴方もタラバガニさばき方名人です!
コンテンツ目次
タラバガニ豆知識
タラバガニ(鱈場蟹)
これがタラバガニ漁の初めといわれ,名まえにも「タラ」がついていますよね。
タラ漁の場所で捕れる蟹だから、たらばがに。
分類は正確にいうとカニ類ではなく、ヤドカリ類なんです。
たらばがにの食べ方 むき方・さばき方
キッチンバサミ(若しくは包丁)
軍手・新聞紙とお皿
慣れてくれば、素手でももいだり、割ったりできるタラバガニですが、初心者の方にはキッチンバサミが良いでしょう。
トゲが刺さるので、軍手も用意しましょう。
さあ行ってみよう!タラバガニ解体ショー!!
テーブルも汚れ防止の為に新聞紙を敷いた上で毛蟹をさばきましょう。
1タラバガニの足を切り離す
まず、タラバガニの足を広げて切りやすく間隔を取ります。タラバガニの足の付け根にある柔らかい関節の部分にハサミを入れ、切り離します。
2タラバガニのふんどし(前かけ)を外す
三角形になっているところ(写真の赤い枠の部分)がタラバガニのふんどし(前かけ)です。そこに親指を入れ、取り外します。(氷で張り付いている場合はハサミで叩いて取り除きます。固い場合は解凍が十分でない可能性があります。)
3タラバガニの甲羅を外す
ふんどし(前かけ)を外した箇所に出来た穴、タラバガニの甲羅の付け根に親指をかけて甲羅を外します。また、タラバガニのみそは食べられないため、ゆでる前に抜いてしまいますので入っていません。(きちんと解凍されたタラバガニだと少し力を入れるだけで簡単にはがれます。)
4タラバガニのえらを取り外す
ネズミ黄土色の異物の『がに』といい(写真の赤い枠の部分)、魚のえらに相当するものなので食べられません。付いたままでも大丈夫ですが作業の邪魔になる場合は取り除いて下さい。(万が一、食しても毒にはなりません)
これでたらばの解体ショーは終了!次は身を取り出します!
たらばがにの身を取り出す(カニ脚編)
1タラバガニの足を関節から2つに切り分ける
まずは殻を剥きやすいようにするため、タラバガニの足の関節から2つに切り分けます。
固い部分に当たってしまった場合は無理に切ろうとはせずに柔らかい関節の部分を探して切り分けるようにして下さい。
2タラバガニの足の殻にハサミを入れる
タラバガニの足の下の部分(トゲが少ない柔らかい部分)から少しずつハサミを入れていきます。逆側も同じように切ります。タラバガニの足の細い部分も同様に切り開きます。
3タラバガニの足の殻をはがす
上手くハサミが入っていたら右の写真のように剥がれます。上手く開けない場合は無理に開かずに、再度ハサミを入れましょう。タラバガニの殻が剥がれたら、中からタラバガニの身を取り出してお召し上がり下さい。
カニ脚のさばきはこれで終わり!次は難しい甲羅部分だぞ!
タラバガニの身を取り出し(甲羅編)
足よりたっぷりの身が付いているタラバの甲羅の身は柔らかく、蟹みそも付いているので、カニ脚よりも好きな人がいます。
1タラバガニの胴を2つに分ける
まず写真のようにタラバガニの胴を真ん中から2つにします。写真では包丁を使ってさばいていますが、慣れていないとぐらぐら動いて危ないので、ハサミで少しずつチョキチョキと切ってください。
2タラバガニの胴にハサミを入れる
胴の構造について、ご説明します。足につながっている箇所になりますので筒状の空間の中に身がたっぷりと入っています。下の写真の点線の部分の内側に薄い殻のが付いてます。この薄い殻を意識してハサミを入れていくと綺麗に身を取り出すことができます。
一個一個分けましたら、その真ん中(左の写真、赤い点線の部分)からもう一度ハサミを入れます。すると右の写真のようにキレイに真っ二つに出来ます。 |